はじめに:日本社会の「高齢者ぎらい」という病
超高齢社会を迎えた日本において、年金、医療、雇用といったあらゆる分野で、高齢者が「負担の元凶」と見なされる風潮が広がっています。「免許返納」や「医療費圧迫」といったネガティブなイメージが社会に浸透していることに、多くの方が心を痛めているのではないでしょうか。
長年にわたり高齢者医療の現場に携わってきた精神科医の和田秀樹氏は、このような現象を単なる世代間の摩擦ではなく、「社会全体に蔓延する病」であると断言しています。本書では、この「高齢者ぎらい」という病が、日本という国の再生を阻害していると指摘し、問題の本質に向き合うことの重要性を説いています。
精神科医・和田秀樹氏による緊急提言
和田秀樹氏は、『「高齢者ぎらい」という病』の中で、メディアによる印象操作、経済構造、そして政治制度を鋭く批判しています。その上で、高齢者が持つ生産性や経済力をポジティブな視点から提示し、「高齢者が幸せになれる国」こそが、日本再生の道であると力強く提言しています。
「はじめに」では、今の日本で当たり前のように語られる「高齢者=悪」という思い込みを一つずつ解きほぐし、その背後にある「詐欺的行為」を明らかにすると述べています。そして、高齢者の存在が日本にとって希望である理由、そしてその希望を日本再生の術として機能させるために何が必要なのかを論じるとしています。
本書の構成と提言内容
本書は、以下の目次で構成されており、多角的な視点から「高齢者ぎらい」の根源と、日本再生への道を考察しています。
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第1章 「高齢者の運転=危険」とする印象操作
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第2章 医療界の傲慢と国の詐欺的政策の尻拭いをさせられる高齢者
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第3章 人権無視に鈍感な国民性が高齢者の自由を奪う
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第4章 手取りが増えないのは少子高齢化のせいではない
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第5章 日本再生の鍵は高齢者が握っている
著者プロフィール

和田秀樹(わだ・ひでき)
1960年大阪府生まれ。東京大学医学部を卒業後、精神科医として活躍されています。東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェローを経て、現在は和田秀樹 こころと体のクリニック院長を務めています。高齢者専門の精神科医として、30年以上にわたり高齢者医療の現場に携わってこられました。『80歳の壁』(幻冬舎)をはじめ、数多くのベストセラーを世に送り出しています。
書籍情報
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タイトル: 『「高齢者ぎらい」という病』
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著者: 和田秀樹
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定価: 1,078円(税込)
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発行: 扶桑社
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発売日: 2026年2月2日(月)
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ISBN: 978-4594101848
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