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介護施設の探し方、ケアマネジャーへの相談が5割、30~40代ではAI活用が約2割に〜LIFULL 介護が実態調査を発表〜

介護施設の探し方:ケアマネジャーへの相談が全体で5割、30~40代ではAI活用が約2割に

介護施設を探す際に利用した手段として、最も多かったのは「ケアマネジャーに相談」で全体の53.4%を占めました。この割合は年齢が上がるほど高くなる傾向にあります。介護施設探しはケアマネジャーの専門業務ではないものの、依然として多くの方が頼りにしていることがうかがえます。

また、「インターネットで調べた」という回答は、全体および世代別で「役所や地域包括支援センターに相談」や「病院の職員、退院調整窓口に相談」をやや上回っており、各自の都合に合わせて情報収集や問い合わせができるインターネットのニーズが高いことが読み取れます。

特に注目すべきは、30代~40代において「AIに相談」が約2割に達している点です。介護施設探しにおいてもAIが新たな情報源として利用され始めていることが示されています。

介護施設の探し方

重視したこと:スタッフの質・雰囲気が最多、「金額と立地のみ」は前回調査の3倍に

介護施設探しで金額と立地以外に重視したこととして、最も多かった回答は「スタッフの質・雰囲気」で32.5%でした。近年、介護職員による入居者への虐待が問題視されることもあり、スタッフの質への関心が高いと考えられます。

一方で、2025年の調査では6.0%だった「金額と立地以外の条件は見ていない」という回答が、今回の調査では20.1%と3倍以上に増加しました。その背景として、物価高騰の影響を受け金額面をより厳しく見ていることが考えられます。

介護施設探しで重視したこと

見学数:2ヶ所以下が約7割

入居先を決定するまでに見学した施設数に関しては、2ヶ所以下(2ヶ所、1ヶ所、見学に行っていない)が68.2%を占めました。また、「見学に行ってない」という回答は全体の約3割に上ります。地域によっては介護施設の選択肢が限られていることや、重視する点で「金額と立地のみ」の数値が大幅に増加していることから、入居せざるを得ない状況で見学を断念した方もいた可能性があります。

介護施設の見学数

不安に感じたこと:1位は「入居にいくらかかるのかがわからない」

介護施設探しで最も不安に感じたことは「入居にいくらかかるのかがわからない」で31.4%でした。経済面での不安が大きいことが改めて示されています。老人ホームを選ぶ際、まず月額費用に着目する方は多いと考えられますが、介護度に応じた介護サービスや生活支援サービス等にも費用が発生することがあるため、トータルでかかる費用が見えにくく、情報収集や検討段階で不安を感じる方は少なくありません。昨今は物価高で入居費用の値上げに踏み切る施設も多く、将来的な値上げの不安も含まれていると考えられます。

次に多かったのは「急いで探す必要があった」で27.2%です。入院後に自宅復帰ができず、退院期日が迫る中で介護施設を探しているケースは少なくありません。短い期間の中で、条件がよく、かつ空室がある施設に出会えるのか不安を抱えながら探している方もいるでしょう。

「家族を介護施設に入れることに後ろめたい気持ちがあった」は18.8%でした。介護と仕事、子育てなどを両立を実現していく上では介護施設を活用することが有効ですが、依然として抵抗感があることがうかがえます。

介護施設探しで不安に感じたこと

LIFULL介護編集長 小菅氏のコメント

LIFULL介護編集長の小菅氏は、今回の調査結果から、老人ホーム探しが「ケアマネジャーへの相談」を軸としつつも、インターネットやAIといった複数の手段を併用する時代に入っていると述べています。しかし、どの手段を用いる場合でも、情報の一部だけを切り取って判断しないことの重要性を強調しました。特に費用や立地といった条件だけで決めてしまうと、入居後に「こんなはずではなかった」と感じるリスクが高まる可能性があります。

小菅氏は、現地見学をできる限り行うことが極めて重要だと指摘しています。見学を通じて、資料やWebサイトだけでは分からないスタッフの関わり方、入居者の表情、施設全体の空気感を直接確認できるからです。介護は人が提供するサービスであり、日々の安心感はこうした要素に大きく左右されます。短時間であっても現地を見ることで、スペックだけでは分からない実際の暮らしぶりまで把握でき、判断材料の質は大きく変わるでしょう。

また、介護において「家族だけで抱え込む」ことは長続きしないと警鐘を鳴らしています。長寿化にともない介護期間も5年、10年と伸びている現代において、介護サービスを頼ること、さらには介護施設への住み替えも含めて検討することで、本人にとって無理のない生活環境が整いやすくなります。これは家族の負担軽減にも繋がり、精神的・時間的な余裕を持つことにも寄与するでしょう。介護施設の活用は、家族全体で介護を持続していくための現実的な選択肢として捉えるべきだと語りました。

LIFULL介護編集長 小菅

調査概要

  • 調査期間: 2025年12月23日〜24日

  • 調査対象: 直近1年以内に介護施設、高齢者住宅(※)に入居した家族、親族がいる男女762人

    • ※「介護施設、高齢者住宅」は以下を指します。
      介護付き有料老人ホーム、住宅型有料老人ホーム、健康型有料老人ホーム、軽費老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅、特別養護老人ホーム、グループホーム、ケアハウス、介護老人保健施設、介護療養型医療施設(介護医療院)
  • 調査主体: 株式会社LIFULL senior

  • 調査手法: インターネット調査

株式会社LIFULL seniorについて

株式会社LIFULL seniorは「老後の不安をゼロにする」をビジョンに掲げ、ヒトとテクノロジーの力で、超高齢社会の課題を解決するさまざまな事業を展開しています。主な事業として、老人ホーム・介護施設検索サイト「LIFULL 介護」、遺品整理業者検索サービス「みんなの遺品整理」、介護施設向け買い物代行業務支援サービス「買い物コネクト」があり、今後も高齢者や関わる人々が抱える不安や課題に向き合って事業を拡大していきます。

株式会社LIFULLについて

株式会社LIFULL(東証プライム:2120)は「あらゆるLIFEを、FULLに。」をコーポレートメッセージに掲げ、個人が抱える課題から、その先にある世の中の課題まで、安心と喜びをさまたげる社会課題を、事業を通して解決していくことを目指すソーシャルエンタープライズです。現在はグループとして、不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME’S」、シニアの暮らしに寄り添う「LIFULL 介護」、不動産投資と収益物件の情報サイト「健美家(けんびや)」などの事業展開を行っています。

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