スポーツストリーミングサービスの解約理由に「関連性の低さ」
調査の結果、スポーツファンの半数以上が「自分にとって関連性が低い」と感じたことを理由に、スポーツ系ストリーミングサービスを解約または乗り換えた経験があることが明らかになりました。しかし、一方で、来年に向けて新たなサービスの追加を検討しているファンも多く、特にミレニアル世代は、すでに複数のサブスクリプションを利用しながらも、さらなるサービス拡張に前向きな姿勢を示しています。
この結果は、世代を超えて「関連性」と「発見性」を高めることができれば、ストリーミングプラットフォームに対するロイヤルティは依然として獲得可能であることを示唆しています。ファンが求めているのは、「自分に合ったコンテンツ」「シンプルな操作性」「明確な価値」であると言えるでしょう。
世代別に見るスポーツコンテンツ消費の傾向
ミレニアル世代とZ世代はストリーミング中心の視聴傾向を示す一方、X世代はデジタルと従来型テレビを併用しています。YouTubeは、すべての世代で広く利用されている唯一のプラットフォームであり、インタラクティブかつパーソナライズされた体験への需要の高まりが、契約継続と成長の重要な要因となっています。
Z世代の主な調査結果
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アスリート重視の意識: 31%が「チームよりも選手とのつながりを強く感じる」と回答しています(逆の回答は27%)。
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ショート動画志向: 2分未満のクリップ動画が、ライブ試合とほぼ同等の重要度として認識されています。
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クリエイターの影響力: 半数以上が「配信者やクリエイターがスポーツの追い方に影響を与えている」と回答しました。
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高い発見率: 過去1年間に76%が新しいスポーツ、チーム、または選手をフォローしており、これは全世代中最高の割合です。
ミレニアル世代(Y世代)の主な調査結果
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日常的な視聴習慣: 約半数が毎日スポーツコンテンツを視聴しています。
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高いロイヤリティ: 85%が「熱心なファン」または「定期的なファン」と自己認識しています。
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最多サブスクリプション保有: スポーツ系ストリーミングサービスの契約数が最も多い世代です。
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購買意欲の高さ: 62%が「パーソナライズされたコンテンツをきっかけに、チケットやグッズを購入する可能性が高い」と回答しました。
X世代の主な調査結果
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従来型プラットフォーム中心: スマートテレビやライブ放送が依然として主要な視聴手段です。
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ショートコンテンツへの適応が緩やか: クリップ動画や舞台裏コンテンツの利用率は最も低い傾向にあります。
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チーム中心のロイヤリティ: エンゲージメントはチームやリーグへの帰属意識と強く連動しています。
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コンテンツ過多による疲労感: 配信チャネルの増加により、情報過多を実感している割合が高いです。
WSC Sports 共同創業者兼CEO のダニエル・シックマン氏は、「今回のデータから、世代ごとの行動特性が、スポーツコンテンツの消費や反応を左右する最も重要な要因の一つになっていることが明らかになりました。ミレニアル世代は現在のビジネス成果を牽引し、Z世代はスポーツエンゲージメントの将来像を形作っています」と述べています。
調査方法について
本調査は、2025年10月にWSC SportsがSurveyMonkeyを通じて、米国のスポーツファン1,050名(X世代、Y世代、Z世代 各350名)を対象に実施されました。参加者は、スポーツへの能動的なファンであることを条件にスクリーニングされたうえで、定量的なオンラインアンケートに回答しています。調査結果は、信頼水準95%において±3%の誤差範囲を有しており、分析は世代別に厳密に区分して行われています。
「2025/26 WSC Sports ファン・エンゲージメント調査 X・Y・Z世代は、どのようにスポーツファンダムを再定義しているのか」の全文は、以下のリンクよりご覧いただけます。
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WSC Sportsについて

WSC Sportsは、AIを活用したスポーツコンテンツ技術のパイオニアとして、NBA、ESPN、YouTubeTV、ラ・リーガをはじめとする世界550以上のスポーツ団体に対し、ファンとのつながりを深めるパーソナライズドコンテンツ体験を提供しています。WSC Sportsのプラットフォームは、コンテンツの生成・管理・配信を自動化することで、スポーツコンテンツの権利保有者がリーチを拡大し、ファン層を拡充し、さまざまなプラットフォーム上での収益機会を最大化することを可能にします。
詳細については、以下のリンクをご覧ください。
WSC Sports 公式サイト



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