あらゆるセキュリティに精通する「サイバー忍者」とは
近年、サイバー攻撃による被害の報道が増加し、情報セキュリティの重要性は一層高まっています。しかし、セキュリティインシデントはコンピューター上の脆弱性だけでなく、人的要因が絡むケースも多く見受けられます。また、情報セキュリティ対策が十分であっても、物理的な侵入を許してしまえば、多くの対策が無効化される可能性もあります。
このような時代に求められるのは、多角的な視点からリスクを捉え、対策を講じる「フルスタックなハッカー」の視点です。本書では、情報・物理的・人的の観点から総合的にセキュリティを研究してきた著者が、「サイバー忍者」という独自のコンセプトを通じて、サイバーセキュリティの魅力を伝えます。
忍具や忍術、スパイの道具や諜報術、軍の装備や戦術、そしてハッカーのツールや攻撃手法などを関連づけながら学ぶことで、サイバーセキュリティ、ソーシャルエンジニアリング、物理的セキュリティを総合的に習得できるでしょう。セキュリティエンジニアの方々には忍術の奥深さに触れていただき、忍者ファンの方々にはセキュリティの世界に興味を持っていただくことを目指しています。

書籍の内容と構成
本書は以下の章立てで構成されており、多岐にわたるテーマを網羅しています。
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序章
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知の章~「サイバー忍者」概略
- 忍者やスパイ、諜報機関の実情、そしてホワイトハッカーの条件について解説します。
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道具の章~サイバー忍者の忍具
- かつて実在した忍具からスパイの七つ道具、現代版の忍具であるハッキングツールやデバイスまでを紹介します。
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術の章~サイバー忍術の基本型
- 古来の忍術から現代のテクノロジーとインテリジェンスについて深く掘り下げます。
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現世の章~サイバー忍術の応用型
- ディープウェブやロボットなど、最新技術をサイバー忍者としてどのように応用するかを考察します。

忍者の情報収集術である「盗み聞き」の歴史から、現代の盗聴器、そしてネットワーク盗聴まで、幅広い技術の進化が紹介されています。忍び筒や聞き筒といった伝統的な忍具と、現代のハッキング手法が比較され、情報収集の奥深さを学ぶことができます。

また、監視や尾行といった物理的な情報収集術についても、具体的な図解とともに解説されています。タバコの空き箱やパスワードのメモといった身近なものから得られる情報、そして尾行時の注意点など、実践的な内容も含まれています。

さらに、悪意のあるIoT機器やスマートスピーカー、家庭用ロボット、ハッキング・ロボットによるサイバー攻撃の脅威、ランサムウェア攻撃の仕組みなど、現代の最先端技術を用いたセキュリティの課題にも触れています。

特別抜粋版PDFの無料提供と翔泳社40周年記念刊行
本書の試し読みとして、特別抜粋版PDFの無料提供が開始されています。翔泳社Webサイトからダウンロード可能です。
また、本書は翔泳社創業40周年記念刊行の第2作目として発売されます。翔泳社40周年コンテンツの詳細は、特設サイトでご確認いただけます。
書籍概要
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タイトル:『サイバー忍者入門 忍者・スパイ・軍隊・ハッカーに学ぶ フルスタック・ハッキング』
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著者:IPUSIRON
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発売日:2026年1月19日
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定価:3,850円(本体3,500円+税10%)
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仕様:A5判・368ページ
全国の書店、ネット書店などで購入できます。
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翔泳社の通販 SEshop: https://www.seshop.com/product/detail/26829
著者プロフィール:IPUSIRON(イプシロン)氏
1979年福島県相馬市生まれ。2001年に『ハッカーの教科書』(データハウス)を上梓して以来、情報・物理的・人的の観点から総合的にセキュリティを研究し、執筆活動を中心に活躍されています。20年以上にわたる執筆活動で30冊以上の書籍に携わり、『ハッキング・ラボのつくりかた 完全版』『暗号技術のすべて』(翔泳社)、『ホワイトハッカーの教科書』(C&R研究所)など多数の著書があります。
近年は同人誌として『シーザー暗号の解読法』『生成AIで作るセキュリティツール100』を刊行し、共著や翻訳、監訳も手掛けています。執筆活動のほか、ゆるいハッキング大会での登壇や講演、英語版のリリースなど、多岐にわたる分野で活動中です。一般社団法人サイバーリスクディフェンダー理事も務めています。
日々の活動はXやブログ、BOOTHでも発信されています。
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X:@ipusiron
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Blog:Security Akademeia
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BOOTH:HACK



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