台湾発の一人芝居ミュージカル『安庭』(アンティン)が下北沢演劇祭で上演決定

愛の記憶と自己を見つめる一人芝居ミュージカル

この作品は、「一人芝居ミュージカル」というミニマルな形式で「恋愛」を深く掘り下げます。主人公の李麒(リー・チー)が、恋の終わりと向き合い、その理由をはっきりと告げられないまま相手の望む「距離」を尊重する姿が描かれます。彼の内面はまだ整理されておらず、一本のギターを手に、舞台上で語り、歌いながら、口にできなかった感情や伝えきれなかった想いを音楽の中で紡ぎ直していきます。

本作が特に印象的なのは、別れを終点としてではなく、内なる対話の始まりとして捉えている点です。観客は主人公の物語を追う中で、自身の記憶や感情を静かに重ね合わせることでしょう。

受賞歴と再演を重ねる作品

『安庭』は、2020年の台北フリンジフェスティバルで「北藝精選賞」を受賞した作品です。その後も再演を重ね、今回で五度目の上演となります。異なる都市や観客との出会いを通じて、作品の意味を更新し続けています。

制作を担う峸劇場(Ridge Theatre)は、長年台湾・北投(ぺいとう)を拠点に、芸術と地域の関係を育んできました。「時間をかけて小さな作品を育てる」という創作姿勢を貫き、最小限の舞台装置と単一の俳優、音楽という構成で、感情を集中して見つめることを可能にしています。

濃厚な演劇文化を持つ下北沢において、恋愛をテーマにした作品は数多く存在します。しかし本作は、「恋愛そのもの」ではなく、「愛の記憶と自己との関係」を問いかける点が特徴です。バレンタインデー前後の上演となるため、恋の最中にいる方も、一人で自分自身を見つめたい方にも、心に響く作品となることでしょう。

公演概要

峸劇場 Ridge Theatere(TAIWAN)主催 北投アートフェスティバル×品劇場『安庭』(アンティン)

  • 公演期間: 2026年2月12日(木)~14日(土)

  • 会場: シアター711(東京都世田谷区北沢1-45-15)

  • 上演時間: 70分(休憩なし)

出演者

鍾岳桓(ジョーン・ユエホワン)

公演スケジュール

  • 2月12日(木) 14:00

  • 2月13日(金) 14:00

  • 2月14日(土) 14:00

※受付開始は開演の30分前、開場は開演の30分前です。
※上演言語は台湾華語で、日本語字幕が付いています。

チケット料金(全席自由・税込)

  • 一般: 3,500円

  • 世田谷区民割引: 2,500円

  • 学生: 1,000円

スタッフ

  • 脚本: 鍾岳桓(ジョーン・ユエホワン)

  • 脚本編集・ドラマトゥルク: 賴定均(ライ・ティンジュン)

  • 脚本編集・演出: 劉育松(リュウ・ユイソーン)

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