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手のひらサイズの春画が語る江戸の「愛と笑い」:新宿歌舞伎町で豆判春画約100点が一挙公開

手のひらの上の「遊び心」と「謎」

本展の主役である「豆判春画」は、約9cm×12.3cmというスマートフォンほどの画面に、江戸の絵師、彫師、摺師たちが持つ技術を凝縮させたミクロコスモスです。手の中に収まるサイズとは思えないほど、緻密な筆致、彫り、摺りが施されています。

手のひらに乗る豆判春画

これらの豆判春画には、誰が、何のために、どのような情熱を持って描いたのか、いまだに多くの謎が残されています。その「謎」を想像しながら、虫眼鏡で覗き込むような親密な鑑賞体験は、鑑賞者を江戸の路地裏へと誘うことでしょう。また、豆判春画は、幕府公認の暦とは別に配られた私家版の絵暦「大小(だいしょう)」の遊び心に着想を得て生まれたと考えられています。展示作品の中には、「大小/絵暦」としての仕掛けを持つ絵も含まれているとのことですので、ぜひ探してみてください。

歌舞伎町で再定義される「WA(和・輪・笑)」

人間らしさや人間臭さを肯定する街、歌舞伎町。江戸時代に「笑い絵」として親しまれ、人々が集い、語り合い、笑いながら鑑賞されていた春画がもたらす「WA」の空気感が、本展でも歌舞伎町を舞台に現代の文脈で再構築されます。

コンセプトである「WA」には、和(日本文化)、輪(人のつながり)、笑(ユーモア)の三つの意味が込められています。新宿歌舞伎町春画展WAは、春画を中心に、人と街と文化がゆるやかにつながり、ひらいていく場でありたいと願っています。

開催概要

「小さな愛の物語―豆判春画の世界―」新宿歌舞伎町春画展WA 橋渡し回

  • 会期: 2026年2月14日(土)~3月15日(日)無休

  • 開館時間: 11:00〜19:00 ※金・土曜日は21:00まで開館(最終入館は閉館の30分前まで)

  • 会場: BOND(東京都新宿区歌舞伎町1-2-15歌舞伎町ソシアルビル9F)

  • 特別協力: 浦上蒼穹堂

  • 監修: 浦上満(浦上蒼穹堂代表、国際浮世絵学会常任理事)

  • 主催: Smappa!Group

  • HP: https://www.smappa.net/shunga/

  • Instagram: https://www.instagram.com/shunga_kabukicho/

  • X: https://x.com/KabukichoShunga

チケット情報

  • 価格: 一般1100円、学生700円(当日精算のみ、学生証提示必須)

  • チケット購入: https://www.smappa.net/shunga/ticket.html

    • 障がい者手帳(有効期限内)をお持ちの方とその介添者さまは1名無料。

    • 本展は日付指定制を導入しています。オンラインサイトから「日付指定券」をご購入ください。時間指定はございません。ご都合の良い時間帯にご来場ください。

    • 当日に空きがある場合は、事前予約なしでご入館いただけます。ご案内は、ご予約の方が優先となりますので予めご了承ください。

    • ご来館日に限り再入場可。

    • 18歳未満入場不可。チケット購入時およびご来場時に本人確認書類(マイナンバーカード、免許証、健康保険証など)の提示を求められる場合があります。

新宿歌舞伎町 春画展WA 橋渡し回 ポスター

展示作品(一部)

手のひらサイズの画面に込められた、親密でユーモラスな愛の物語を、いくつかの作品から感じてみましょう。全ての作品は豆判春画であり、江戸時代後期に制作され、浦上蒼穹堂に所蔵されています。

浮世絵「つまさきの月」

浮世絵「別麻の姿」

浮世絵「四郎次郎子」

浮世絵 喜多川歌麿の美人画

浮世絵「矢手本とのお相 二段目」

浮世絵「寄百屋 櫻美人合」

浮世絵「ちやうやう、うきよゑ」

浮世絵「安政」

公式グッズも販売

本展では、展示作品をモチーフにした公式グッズも販売されます。江戸時代の人々の価値観やユーモア、性愛観を率直に映し出してきた春画は、現代を生きる私たちに多様な問いを投げかけます。これらのグッズは、作品が持つエネルギーや美意識を「日常の中で触れ、使い、感じられるもの」として再編集し、春画を「鑑賞するもの」から「手に取り、使い、語り継ぐもの」へと昇華させることを目指しています。

公式グッズのTシャツ

公式グッズのコラージュ

グッズ制作を担うのは、歌舞伎町を拠点とする新ブランド「Kabukicho Information Center」です。「歌舞伎町と世界をつなぐ」をコンセプトに、街の独自の魅力を遊び心のあるデザインに翻訳し、プロダクトとして発信しています。公式グッズに加え、同ブランドによるオリジナルプロダクトも店頭に並ぶ予定です。

Kabukicho Information Center ロゴ

Kabukicho Information Center オリジナルプロダクト

詳細は「Kabukicho Information Center」のインスタグラムで確認できます。

関係者プロフィール

監修:浦上満氏

浦上満氏のポートレート

幼少期より古美術に親しみ、1979年に浦上蒼穹堂を設立。数々の展覧会を企画・開催し、国際的な活動も展開。2013年の大英博物館での春画展や2015年の永青文庫での春画展開催に協力しました。「北斎漫画」の蒐集においては、質・量ともに世界一のコレクションを誇ると言われています。国際浮世絵学会常任理事、東洋陶磁学会特別会員を務めています。

企画:手塚マキ氏

手塚マキ氏のポートレート

歌舞伎町でホストクラブや飲食店など20数軒を経営するSmappa!Groupの会長。歌舞伎町商店街振興組合常任理事。ホストのボランティア団体「夜鳥の界」を立ち上げ、街の清掃活動にも貢献。歌舞伎町初の書店「歌舞伎町ブックセンター」のオープンや介護事業の開始など、多岐にわたる活動を展開しています。

キュレーション:林靖高氏

林靖高氏のポートレート

2005年に結成されたアーティストコレクティブ、Chim↑Pom from Smappa!Groupのメンバー。東京を拠点に国内外で表現活動を行い、世界中の展覧会に参加。2015年にはPrudential Eye Awardsで最優秀賞を受賞し、2022年には森美術館で回顧展を開催しました。作品はグッゲンハイム美術館やポンピドゥセンターなど、国内外の多くの美術館に収蔵されています。

新宿歌舞伎町春画展WA とは?

新宿歌舞伎町 春画展WA ロゴ

「新宿歌舞伎町春画展WA」は、「歌舞伎町から日本文化を発信する」ことを目標に掲げるSmappa!Groupが主催する春画展のシリーズ企画です。

江戸時代に「笑い絵」として親しまれ、人々が笑い合いながら楽しんでいた春画には、人間の面白さや、おかしみが凝縮されています。流れ着いた人々を受け入れ、様々な人生が行き交う歌舞伎町は、人間らしさや愛おしさにあふれており、春画の世界と深く繋がっているのかもしれません。

「WA(わ)」には、「和(日本文化、心の平和)」、「輪(人のつながり)」、そして「笑い」の三つの意味が込められています。この展覧会は、春画を中心に、人と街と文化がゆるやかにつながり、新しい「WA」が生まれる場となることを目指しています。

2026年4月、巨匠たちの競演への橋渡し

北斎・英泉 艶くらべ 新宿歌舞伎町春画展WA 第2回 ポスター

本展は、2026年4月4日(土)より新宿歌舞伎町能舞台にて開催される「『北斎・英泉 艶くらべ ー歌舞伎町花盛りー』新宿歌舞伎町春画展WA 第2回」へのプロローグでもあります。今回の「豆判」による親密な鑑賞体験から、4月の葛飾北斎・渓斎英泉による壮麗な浮世絵と春画の世界へ。二つの展覧会を通じて、春画の多角的な魅力をご堪能いただけることでしょう。

「『北斎・英泉 艶くらべ ー歌舞伎町花盛りー』新宿歌舞伎町春画展WA 第2回」

  • 会期: 2026年4月4日(土)~5月31日(日)

  • 会場: 新宿歌舞伎町能舞台

  • 特別協力: 浦上蒼穹堂

  • 監修: 浦上満(浦上蒼穹堂代表、国際浮世絵学会常任理事)

  • 主催: Smappa!Group

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