長崎市立小島小学校でペットボトルキャップのアップサイクル授業を実施、児童がデザインした「魚のキーホルダー」を制作

児童がデザインした「魚のキーホルダー」を制作

このワークショップでは、児童たちが自ら回収したペットボトルキャップを原料に、子どもたち自身がデザインした「魚のキーホルダー」を制作しました。色や模様が一つひとつ異なる、世界に一つだけの作品が完成しました。

カラフルな魚のキーホルダー

さまざまな魚のキーホルダー作品

川の学習から広がる「資源循環」への気づき

小島小学校3年生は、総合的な学習の時間において「川の魅力を発信する」学習に取り組んでいます。その過程で、川にごみが存在する現状に目を向け、環境問題やリサイクル、資源循環について学びを深めてきました。

今回のワークショップは、その学習の延長として実施されたもので、児童たちは「ごみ」が「新たな価値あるもの」に生まれ変わる過程を、実体験を通して学びました。

教室で授業を聞く児童たち

ワークショップでキーホルダーを持つ児童たち

長崎県内で初となる小学校でのPrecious Plasticワークショップ

本取り組みは、長崎県内の小学校では初となるPrecious Plasticのワークショップです。約40名の児童が参加し、小さな力を合わせながら、手動のアップサイクル機材を使ってキーホルダー制作に挑戦しました。

力のいる工程も多い中で、友だち同士が声を掛け合い、協力しながら取り組む姿が多く見られました。リサイクルの楽しさだけでなく、「簡単ではない」という現実を体感することも、学びの一つとなっています。

アップサイクル機材を見学する児童たち

教員の声|「2学期の一番の思い出になった」

担当教員からは、「2学期の一番の思い出として、キャップのリサイクルキーホルダー作りを挙げている子がいました。リサイクルの大切さや、ごみを減らすことの重要性を、体験を通じて深く学ぶことができたと感じています」との声が寄せられました。

また、手作りの機械を使ったものづくりの経験が、児童たちにとって強く印象に残る学びとなったことも評価されています。

ワークショップの様子とスケジュール

対馬から広がる学びのネットワーク

今回の実施は、担当教員が昨年参加した「対馬学フォーラム」でPrecious Plasticの取り組みを知ったことがきっかけとなりました。対馬で生まれたつながりが、長崎、そして九州各地へと広がり、自然環境や資源循環について考える学びの輪が少しずつ広がっています。

今後もNPO法人 唐津Farm&Foodは、地域や学校と連携しながら、体験を通じた環境教育(ESD)を各地で展開していきます。

デモンストレーションを見る児童たち

NPO法人 唐津Farm&Foodについて

NPO法人 唐津Farm&Foodは、海洋プラスチック問題を身近な課題として捉え、地域からの解決を目指す環境団体です。国際的な資源循環プロジェクト「Precious Plastic」の取り組みを唐津から展開し、波戸岬や対馬での清掃活動や、回収したプラスチックを新たな製品へと生まれ変わらせる体験型ワークショップを行っています。

地域や学生との協働を大切にしながら、環境問題を「知る」だけでなく「体験する」学びを通じて、海や自然を未来につなぐ活動を続けています。

団体名:NPO法人 唐津Farm&Food(Precious Plastic 唐津)
所在地:佐賀県唐津市東唐津3-7-22
代表者:代表理事 濱口のぞみ
活動内容:生物多様性保全、環境教育(ESD)、サーキュラーエコノミーの推進

公式サイト: