アナログ作品のデジタル化における課題を解決
近年、SNSでの作品発表やオリジナルグッズ販売など、クリエイターエコノミーが拡大しています。その中で、アナログで制作された作品のデジタル化は、多くの画家やイラストレーターにとって大きな課題となっていました。従来のスキャナやカメラ撮影では、キャンバスの凹凸による影、照明の反射による色変化、ピントの甘さによる画質劣化といった問題が生じ、作品本来の魅力が十分に伝えられないことがありました。
日大グラビヤ株式会社は、60年以上にわたりパッケージ製版で培ってきた高度な色分解・画像処理のノウハウを活かし、美術館のアーカイブ用途にも用いられる世界最高峰のスキャン技術を導入しました。これにより、個人のクリエイターもプロ仕様のデジタル化サービスを手頃な価格で利用できるようになります。
『高精細アートスキャン』3つの特長

1. 日本初導入「HD Apeiron/42」による非接触・非破壊スキャン
このサービスでは、従来のフラットベッドスキャナのように原画にガラス面などを押し付けることがない「完全非接触」でのスキャンを実現しています。これにより、未乾燥の油絵、パステル画、デリケートな和紙、厚みのあるコラージュ作品など、これまでスキャンが困難であった作品も、一切ダメージを与えることなく安全にデジタル化することが可能です。




2. 驚異の1200dpi・4方向光源が捉える「3Dの質感」
「高精細アートスキャン」は、一般的な印刷データの4倍もの情報量を持つ「1200dpi」の超高解像度での取り込みに対応しています。さらに、4方向からの可変光源システムが、肉眼では捉えきれないテクスチャの陰影までを立体的に捉えます。これにより、デジタルデータでありながら、まるで原画が目の前にあるかのような「筆のタッチ」や「紙の風合い」が再現されます。

3. 原寸の4倍まで拡大可能。グッズ展開への無限の可能性
1200dpiで取得された高解像度データは、原寸の4倍サイズまで拡大しても画質が劣化しない特性を持っています。例えば、F4号(333×242mm)の作品をスキャンし、壁一面を飾る巨大なアートとして出力したり、作品の一部をトリミングしてTシャツやトートバッグなどのグッズに高画質で展開したりすることが可能です。これにより、クリエイターの作品の二次利用の幅が大きく広がり、新たな収益源となる可能性を秘めています。

活用シーン

高精細アートスキャンによって作成されたデータは、様々な場面で活用することができます。
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ジークレー版画(複製画)制作: 原画を手元に置いたまま、販売用の高品質な複製画を制作できます。
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デジタルアーカイブ: 美術館やギャラリーにおける作品の半永久的な保存データとして利用可能です。
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グッズ商品化(Merchandise): 高解像度な素材として、Tシャツやバッグなど、デザインの自由度が高いグッズ展開に貢献します。
サービス概要
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サービス名: Creative Wall 高精細アートスキャン
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対応サイズ: 最大1000mm角(〜40号相当)
- ※それ以上のサイズも分割合成等で相談可能です。
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解像度: 600dpi(標準) / 1200dpi(ハイエンド)
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参考価格(税込):
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〜40号(600dpi):7,500円
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〜40号(1200dpi):15,000円
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※600dpiに限り2枚目以降は割引価格(追加2,500円/枚〜)が適用されます。
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オプション: 高級ファインアート紙「ピクトリコプロ・ファインアートラフ」等への出力サービスも提供しています。
今後の展望
「Creative Wall」は、単なるデータ化の代行にとどまらず、スキャンしたデータを活用したECサイト構築支援や、高品質なジークレー印刷による作品販売までをワンストップで支援する「アーティストの伴走者」を目指しています。大阪・大東市の製版工場から、世界へ羽ばたくクリエイターを技術面でサポートしていくとのことです。
会社概要
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会社名: 日大グラビヤ株式会社
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所在地: 大阪府大東市新田西町2番8号
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代表者: 代表取締役 中西 孝夫
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事業内容: グラビア製版、企画デザイン、アート事業



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