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情報が溢れる現代に問いかける。4名の作家が倫理と感覚を探る展覧会「眠る顔に針を刺すとき」大阪で開催

展覧会概要

本展は、R E M A、川上愛理、平城侑樹、SYO TANiiという、異なる素材と身体値をもつ4名の作家によるグループ展です。悲惨さとユーモアが同じ画面上で並列化される現代において、感覚や倫理はどのように立ち上がり得るのか、という深い問題意識が作品を通して提示されます。

  • タイトル: Sleeping Face, Splitting World, Stick Needles Into the Eyes 眠る顔に針を刺すとき

  • 会場: ICHION CONTEMPORARY
    〒530-0055 大阪府大阪市北区野崎町9-7

  • 会期: 2026年2月3日(火)~2月28日(土)

  • 開館時間: 11:00~18:00(最終入場17:30)

  • 休館日: 日・月・祝日

  • 入場料: 無料

本展のテーマ「眠る顔に針を刺すとき」

展覧会のタイトル「Sleeping Face, Splitting World, Stick Needles Into the Eyes 眠る顔に針を刺すとき」は、「見ること、あるいは眼を覚ますこと、そして、破壊された倫理を回復するための詩」とされています。情報が溢れる現代で、本当に物事を「見ている」と言えるのか、という問いかけから生まれたものです。

プレスリリースには、明け方に見た衝撃的なリール動画の体験が語られています。瓦礫の中に立つ少年が抱きかかえる肉塊が母であると知った瞬間、初めてその事実を「感覚することができた」という筆者の言葉は、私たちが日常で情報に触れる中で、いかに感覚が麻痺しているかを気づかせてくれます。

村上龍の小説『ピアッシング』の冒頭に描かれる、眠る赤ん坊を前に針を突き刺してしまうかもしれないという強迫観念に囚われた男のイメージは、「突き刺さない」という選択の中にある倫理を象徴しています。本展は、この「目に針を刺すとき」が今であると問いかけ、見ることと感じることのあいだにある倫理と感覚を、私たち自身の身体へと引き戻す試みです。

4名の作家とそれぞれの表現

本展では、個性豊かな4名の作家が、それぞれの視点と表現方法でこのテーマにアプローチします。

R E M A

R E M Aは、アーティストAna Mendietaの作品をパスティーシュすることで、環境や状況によって倫理がいかに揺らぎ、変質するかを露わにします。その作品は、私たちに倫理の根源を深く考えさせるでしょう。

R E M Aの作品

川上愛理

ペインターの川上愛理は、自身の手術経験を起点に、「hospital(病院)」と「hospitality(もてなし)」という二つの言葉を行き来しながら、身体の記憶とまなざしを絵画へと翻訳します。彼女の作品は、身体という最も身近な存在を通して、感覚の多様性を私たちに語りかけます。

川上愛理の作品

平城侑樹

家具作家の平城侑樹による椅子は、展示空間に呼吸と循環をもたらします。彼の作品は、日常に溶け込む家具という存在を通して、空間と観者の関係性に新たな視点を与えるでしょう。

平城侑樹の作品

SYO TANii

ボタニカルアーティストのSYO TANiiによる植物の生成的な介入もまた、展示空間に新たな生命力を吹き込みます。植物の持つ力強くも繊細な表現が、作品と観者との間に深いつながりを生み出すことが期待されます。

SYO TANiiの作品

これら4名の作家の異なる素材と身体を媒介とした表現は、ICHION CONTEMPORARYの空間の中で交差し、一つの対話として立ち現れます。ぜひ、この貴重な対話を会場でご体感ください。

プレビューイベントと予約について

展覧会自体はご予約なしで自由にご来場いただけます。

しかし、より深く展覧会の世界に触れたい方のために、プレビューイベントとしてトークショーとレセプションが予定されています。

  • プレビューイベント: 2026年1月31日(土)

    • トークショー: 15:00より

    • レセプション: 16:30~18:00

プレビューイベントおよびトークショーは要予約です。この機会に、作家の言葉に直接触れ、作品への理解を深めてみてはいかがでしょうか。

ICHION CONTEMPORARYについて

ICHION CONTEMPORARYは、「芸術が奏でる感性の波長が、一つの音のように人々の心に響き、新たな文化の波を生み出す」というコンセプトを掲げ、大阪を拠点にアジアと世界を繋ぐ文化交流の拠点を目指しています。

ICHION CONTEMPORARYのロゴ

特に、日本の前衛芸術が勃興した時代のアーティストたちに注目し、その革新性と文化的な価値にスポットライトを当てることで、世界的な評価の向上を目指しています。戦後の日本で巻き起こった具体派やモノ派といった革新的な美術運動の精神を未来に繋ぐことを、次世代への責任と考えて活動されています。

また、海外のギャラリーや美術館とのネットワークを活かし、日本と世界を結ぶアート交流の架け橋としての役割も果たしています。若手アーティストがその才能を最大限に発揮し、国際的に活躍できる環境を整えることにも力を入れています。

ギャラリー外観

情報流通サポート合同会社が運営するICHION CONTEMPORARYは、大阪・関西の豊かな歴史と文化の力を最大限に引き出し、芸術がもたらす社会的・経済的な波及効果を通じて、次世代へ繋がる文化交流のプラットフォームとして成長していくことでしょう。

この機会に、ICHION CONTEMPORARYでしか味わえない、建築とアートが共鳴する空間で、心に残る体験をされてはいかがでしょうか。皆様のご来場を心よりお待ちしております。

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