飛騨市の医療・介護現場が直面する現実
飛騨市は、人口減少が進む地域であり、特に生産年齢人口の減少が続いています。この状況は、あらゆる分野で人手不足を引き起こしており、医療・介護分野も例外ではありません。

令和5年に市が実施した介護サービス事業所へのアンケート調査によると、約65%の事業所が「人員が不足している」と回答しています。また、約20%の事業所が「需要に対してサービスを提供できていない」と感じており、そのうち約43%が人手不足を理由にサービスの制限や縮小を行っていることが明らかになりました。市内ではすでに、人手不足を原因とする介護事業所の縮小や統合、休止、廃止といった動きが見られ始めています。


現場を支える「笑顔」と「やさしさ」
厳しい状況の中でも、医療・介護の現場では、職員の方々が利用者との触れ合いを大切にし、笑顔を絶やさず日々励んでいます。彼らの声からは、「笑顔でコミュニケーションがとれると私も嬉しくなる」「利用者さんと笑顔でコミュニケーションがとれることが、この仕事を継続できる源」「患者さんの明るい表情は、こちらもモチベーションが上がる」といった、利用者への温かい想いが伝わってきます。




音楽家・谷澤智文氏による新曲制作
このプロジェクトには、飛騨市出身の音楽家である谷澤智文氏が参加しています。谷澤氏は市内の医療・介護施設を訪れ、現場の空気やそこに流れる「やさしい音」からインスピレーションを得て、新曲を制作しました。
施設での音の収録は、患者さんや高齢者が快適に過ごせるよう配慮された環境のため、クリアな音を得ることは容易ではありませんでした。しかし、谷澤氏は現場で感じた人と人との温かい気配を大切にし、その想いを込めたメロディを核に楽曲を完成させました。この楽曲は、現場の温かい情景を心地よく表現しています。今後、どのような現場の音がどのように使われているのか、順次公開される予定です。

谷澤智文氏は、「家族に医療従事者がいて以前から医療・介護は身近な存在でしたが、実際に現場を見て、医療・介護は“究極のやさしさ”ともいえる美しい仕事だと改めて感じました。制作した曲が現場で頑張る皆さんの癒しになればうれしいです。また、医療・介護に関わっていない方々にもこの仕事の価値を知るひとつのきっかけになればと願っています」とメッセージを寄せています。
「やさしい瞬間」写真募集キャンペーン
現在、この温かい楽曲とコラボレーションする映像作品のために、「あなたのまわりにあるやさしい瞬間」を切り取った写真を募集しています。家族やペットとのひととき、地域でのふれあい、仕事中のささやかな場面など、心温まる写真とエピソードをお待ちしています。
応募締切
1月31日(土)まで
応募方法
専用フォームから写真とエピソードを投稿してください。
https://logoform.jp/form/zBph/1288059
※投稿された写真は、楽曲と合わせたスライドショー映像に使われる予定ですが、すべての写真が映像になるわけではありません。

今後の展望
完成した楽曲は、皆さまから提供された「やさしい場面の写真」と調和する映像作品として公開されます。動画制作者は楽曲のイメージを損なわないよう、BPM(Beats Per Minute)の調整を重ねました。
この楽曲をきっかけに、飛騨市では医療・介護分野への関心を育む土壌づくりを推進していく予定です。
今後のスケジュール(予定)
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12月に楽曲が公開され、楽曲に使用する写真の募集が開始されました。
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1月には楽曲をもとにした映像作品の公開が予定されています。
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2月には、提供された写真を用いたスライドショー映像の公開が予定されています。また、楽曲に使われた医療・介護の音がどの場面を切り取ったものかについても2月に公開される予定です。
さらに、関連SNS等で動画を自由に利用できるようにし、飛騨市内にとどまらず幅広い方々に医療・介護への関心を持っていただくきっかけづくりを目指します。
飛騨市について
飛騨市は、岐阜県最北端に位置する人口約21,500人の市です。北アルプスなどの山々に囲まれ、総面積の約94%が森林という豊かな自然に恵まれています。ユネスコ無形文化遺産である古川祭・起し太鼓、ノーベル物理学賞に寄与した「スーパーカミオカンデ」などの宇宙物理学研究施設、大ヒットアニメ映画「君の名は。」のモデル地となった風景など、多彩で個性豊かな地域資源が豊富にあります。
飛騨市公式サイトの関連ページはこちら
u.jp/soshiki/12/77432.html



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