最新情報を提供します

内閣府ムーンショット型研究開発事業『Neu World』、未来を問いかけるSF小説「いつでもそばに」を公開

2050年の東京を舞台にした「家族」と「仕事」の物語

SF小説「いつでもそばに」は、2050年の東京を舞台に、老舗蕎麦屋「九楽亭」を巡る家族の物語を描いています。病床の父に代わり、その技と記憶を受け継いだサイバネティック・アバター、通称「ロボ店長」と共に店を切り盛りする次男・俊二の日常が描かれます。人とアバターが共に働くことが当たり前となった時代に、長い間店を離れていた兄・恭一が戻り、「店は長男の俺が継ぐ。お前は、ここを出てくれ」と一方的に告げることから物語が展開します。

居場所も仕事も突然奪われそうになった俊二が、アバター労働をめぐる新しい制度に希望を託し、兄と向き合う覚悟を決める様子は、未来の社会における「家族」や「仕事」、そして「居場所」のあり方を深く問いかけます。

蕎麦屋のイラスト

未来の法律と社会の対話

この作品は、新しい科学技術が生活に導入された際に、どのような法律やルールが必要になるのかという視点も提示しています。今回のプロジェクトでは、IoBで法律を研究する若手憲法学者の小久保智淳氏がコラボレーション研究者として参加しており、未来の“法律”という側面からも物語を楽しむことができます。

読者の皆様には、作品の感想をハッシュタグ #NeuWorld を付けて各種SNSで投稿していただくことを推奨しています。IoBをはじめとしたムーンショットの科学技術が社会に浸透した際に、そのメリットを活かしながら安心して暮らすために、どのようなルールが必要か、皆様の意見や感想がこれからの研究に活かされます。

ぜひ、年末年始に年越しそばを食べながら、2050年の未来に思いを馳せ、ご家族や身近な方と話し合ってみてください。

作家・研究者紹介

蝉川夏哉 氏

1983年生まれ、大阪府出身。大阪市立大学文学部を卒業後、会社勤めの傍ら執筆活動を開始。小説投稿サイトでの投稿からデビューし、第二回なろうコン大賞を受賞した『異世界居酒屋「のぶ」』は、コミカライズ、アニメ化、ドラマ化もされています。

X(旧Twitter):https://x.com/osaka_seventeen

蝉川夏哉氏の顔写真

小久保智淳 氏

東京大学大学院情報学環 助教、慶應義塾大学KGRI XDignityセンター共同研究員。2025年に博士(法学・慶應義塾大学)を取得予定。神経科学と法学の融合領域である神経法学、特に「認知過程の自由」を重点領域として研究を行っています。2022年度科学技術社会論・柿内賢信記念奨励賞、第13回日本学術振興会育志賞を受賞しています。

研究紹介ポスター

研究紹介ポスターのダウンロードはこちら: https://brains.link/wp/wp-content/uploads/2025/12/IoB_Poster_Komamura.pdf

『Neu World』とInternet of Brains(IoB)プロジェクトについて

『Neu World』は、内閣府ムーンショット型研究開発事業 目標1 金井プロジェクト「Internet of Brains (IoB)」が立ち上げたサイエンスコミュニケーションプロジェクトです。このプロジェクトは、最先端の研究・開発を社会と繋げ、一人ひとりの対話を通じて未来を共創することを目指しています。

『Neu World』では、クリエイターや研究者、そして一般の人々も巻き込みながら、2050年を舞台とした漫画や小説などの物語を制作しています。これらの物語は、プロジェクトのビジョンや予測を提示するものではなく、社会の皆様と未来を共につくっていく対話のきっかけとなることを目指しています。

新しい科学技術が社会に届く過程では、その技術が実現できる可能性を話し合うことと同様に、どのようなルールが必要かを議論することも重要です。悪用、不利益、必要な人への提供など、テクノロジーだけでは解決できない課題は多く存在します。『Neu World』は、複雑で予測困難な未来だからこそ、皆様と共に考える機会を提供したいと考えています。

ムーンショット型研究開発事業 目標1 金井プロジェクト「Internet of Brains」

Internet of Brainsロゴ

IoBのミッションは「身体的能力と知覚能力の拡張による身体の制約からの解放」です。考えるだけで操作できるロボットや、思考を相手に伝達するテレパシーのような技術の研究開発を進め、社会の障害や課題を取り除くことを目指しています。これにより、さまざまな立場の人々が多様な制約から解放され、自由に表現し、社会活動に参加できる未来の実現を目指しています。

プロジェクトマネージャーは金井良太氏(株式会社国際電気通信基礎技術研究所(ATR)担当部長/株式会社アラヤ 代表取締役)です。

関連リンク

Neu World制作メンバー

  • プロデューサー:宮田 龍(サイエンスコミュニケーター/株式会社アラヤ)
    X(旧Twitter):https://x.com/myt_ryu

  • ディレクター:モチョン 瞳(サイエンスコミュニケーター/株式会社アラヤ)
    X(旧Twitter):https://x.com/aiminlabs

  • 編集:黒木 里恵(Studio Meteorite)
    X(旧Twitter):https://x.com/SMeteorite26

Neu Worldへの取材やお問い合わせは下記お問い合わせフォームよりお願いいたします。
Neu Worldお問い合わせフォーム:https://neu-world.link/contact

関連記事

  1. 「佐渡島の金山」世界遺産登録1周年記念!江戸時代へタイムスリップするメタバースで「御白洲裁判無罪放免」キャンペーン開催中

  2. シンガポール往復航空券やミラーレスカメラが当たる「Canonと巡る、おいしいシンガポール」キャンペーンが開催

  3. LUMIXがCP+2026に出展!最新カメラ体験やクリエイターによるステージで「あなただけの色」を発見

  4. MyDearestとMogura、2026年1月末の経営統合で合意 XR/メタバース領域の事業基盤を強化へ

  5. Stripe、スタートアップの最新動向を公開:グローバル化と収益化が加速、AIスタートアップも急増

  6. 信頼の専門技術で大切なデータを救う:データレスキューセンター、九州大学の研究用RAID6サーバー復旧事例を公開

  7. 株式会社リーピー 川口聡代表、中部経済産業局主催セミナーでIT企業の脱炭素と地域資源活用を講演

  8. TOKYO EPIC、『ガリベンチャーV』でAIアニメーションの最前線を実演

  9. ビューラー、nano tech 2026でリチウムイオン電池製造技術と最新分散機を展示、セミナーも開催

  10. AIで分身を作成しYouTube配信に活用できるアプリ「分身生成工房 -Alter Ego Lab-」が登場!動物保護活動への貢献も

  11. 2025年のベスト家電は?読者が選ぶ「家電大賞 2025-2026」中間結果を発表!

  12. ホリエモンAI学校 建築校、公式サイトを刷新し検索性と実用性を大幅強化

  13. 「猫の日」記念!YouCamアプリにAIペット生成機能が登場、愛猫がユニークなデジタルアートに

  14. 手のひらサイズの相棒「Anytek S160」ミニカメラがCAMPFIREに登場 – 旅も日常も、もっと自由に記録

  15. 「DriveRec」AI解析対応スマホ用ドライブレコーダーがクラウドファンディング開始 – 古いスマホが賢いドラレコに

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

人気記事トップ10

カテゴリー