ハイブリッドワークのメリット・デメリットを深掘り:1,004人の声から見えた実態
多様な働き方が広がる現代において、在宅勤務とオフィス出社を組み合わせる「ハイブリッドワーク」は多くの注目を集めています。株式会社LASSICが運営する「テレワーク・リモートワーク総合研究所(テレリモ総研)」は、リモートワーク経験のある20歳から65歳までのビジネスパーソン1,004名を対象に、ハイブリッドワークのメリット・デメリットに関するアンケート調査を実施しました。この調査結果から、ハイブリッドワークの具体的な利点と課題、そしてフル出社との比較を通じて、働き方の議論を深めるための貴重な洞察が得られました。
テレリモ総研は、場所に依存しない働き方を推進・支援する情報を提供しています。
https://www.lassic.co.jp/teleremo/
ハイブリッドワークのメリットは「多様な柔軟性」
ハイブリッドワークのメリットについて複数回答で尋ねたところ、最も多かったのは「ワークライフバランスを調整しやすい」という回答で、回答者の半数にあたる502人(50.0%)が選択しました。

上位には、「どこで・どのようなペースで働くか」を自分で調整できることや、生活や家庭の事情に結びつく項目が多く並び、ハイブリッドワークが提供する「柔軟さ」が高く評価されていることがわかります。一方で、「生産性向上」(16.1%)や「健康管理がしやすい」(15.7%)といった項目は中位にとどまり、「新人教育やOJTがしやすい」をメリットとして挙げた人は3.4%と少数でした。
ハイブリッドワークのデメリット、第1位は「PCを都度持ち歩く必要がある」
次に、ハイブリッドワークのデメリットについて尋ねた結果です。
第1位は「PCを都度持ち歩く必要がある」で、39.4%の回答率となり、2位以下に大きな差をつけました。その他、10%以上の回答率を得たデメリットとしては、勤務状況の把握や情報共有の難しさといったマネジメントに関する課題が挙げられます。新人教育への悪影響や会議のクオリティ低下など、「仕事が見えにくくなること」で発生するデメリットに負担を感じる人も少なくないようです。通勤手当や交通費精算に関する不満も約10%見られました。
ハイブリッドワークとフル出社、評価の違いを比較
今回の調査では、フル出社のメリット・デメリットについても同時に調査されており、ハイブリッドワークとの評価の違いが明らかになりました。
OJT・新人教育について
ハイブリッドワークでは「新人教育やOJTが難しくなる」が15.0%と、メリットとして挙げられた3.4%を大きく上回りました。対照的に、フル出社では「新人教育やOJTがしやすい」が17.8%と、同じテーマで正反対の評価を得ています。
会議の質
ハイブリッドワークでは「会議の質が低下することがある」が13.0%のデメリットとして挙げられています。一方、フル出社では「会議の質が高まりやすい」が14.2%のメリットとして認識されています。
勤務状況の把握
ハイブリッドワークでは「勤務状況の把握が難しい」が16.9%、ITセキュリティのリスク増加が18.6%と、マネジメントやセキュリティ面での懸念が見られます。これに対し、フル出社では「勤務状況や行動、トラブル、体調などを把握しやすい」が18.6%、「セキュリティ面で安心感がある」が16.1%と、安心感がメリットとして挙げられています。
これらの比較から、ハイブリッドワークで感じる不満が、フル出社では利点として受け止められている傾向が見て取れます。
生活や通勤に関する項目
生活や通勤に関する項目では、ハイブリッドワークのメリットとして「ワークライフバランスを調整しやすい」(50.0%)、「家庭の事情に合わせて勤務スタイルを変更できる」(22.6%)、「体調や気分に合わせて働く場所を選べる」(21.8%)などが上位に挙がりました。
一方、フル出社のデメリットとしては、「通勤による時間や体力、交通費の負担が大きい」(52.8%)、「ワークライフバランスの維持が難しい」(31.3%)、「家庭、育児・介護との両立がしづらい」(27.8%)などが上位を占めています。
このテーマでは、ハイブリッドワークが「選択の余地がある働き方」として評価されているのに対し、フル出社は「通勤を前提とすることによる負担」が意識されていることが明らかになりました。
フル出社のメリット・デメリットの詳細については、以下の記事もご参照ください。
https://www.lassic.co.jp/teleremo/%e3%83%95%e3%83%ab%e5%87%ba%e7%A4%be%e3%81%ae%e3%83%a1%e3%83%AA%e3%83%83%e3%83%88%e3%83%BB%e3%83%87%e3%83%A1%e3%83%AA%e3%83%83%e3%83%88%e3%82%92%e5%be%B9%e5%ba%95%e6%af%94%e8%bc%83/
最適な働き方は、何を重視するかで変わる
今回の調査結果からは、ハイブリッドワークが「ワークライフバランスの調整しやすさ」や「自分のペースで仕事ができる」といった柔軟性において大きなメリットを持つ一方で、「PCの持ち運び」や「マネジメントの難しさ」といった課題も抱えていることが示されました。
フル出社との比較では、OJTや会議の質、勤務状況の把握、セキュリティなど、特定のテーマにおいてメリット・デメリットが真逆になる傾向が見られました。
どちらの働き方が優れているという結論ではなく、「生活や通勤のしやすさ」「チームの一体感や育成のしやすさ」「管理やセキュリティの安心感」など、個人や組織が何をどの程度重視するかによって、最適な働き方が見えてくるでしょう。
テレリモ総研では、今後も継続して意識調査を行っていくとのことです。

調査概要
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調査方法: インターネット調査
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調査対象: 20歳〜65歳のテレワーク/リモートワークを経験したことがあるワーキングパーソン男女1,004名
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調査期間: 2025年8月26日〜8月29日
株式会社LASSIC(ラシック)について

LASSICは2006年に鳥取県で創業し、「リモート社会をリードし、ボーダレスワークの実現によって社会に貢献する」をビジョンに掲げています。「採用」と「DX」の分野でボーダレスを促進する仕組みづくりに尽力し、事業を通じて社会貢献活動を行う企業です。
LASSICの考える「ボーダレスワーク」は、働き方、スペース、組織(雇用形態)の垣根を超えた働き方を指し、人口減少社会における人・企業・地域の「雇用」や「事業の継続性」といった社会課題の解決を目指しています。
会社概要
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東京本社: 〒108-0074 東京都港区高輪1-3-13 NBF高輪ビル 4F
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鳥取本社: 〒680-0843 鳥取県鳥取市南吉方3-201-3
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代表者: 代表取締役社長 若山 幸司
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設立: 2006年12月26日
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資本金: 9,968万円
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サービス内容: リモートワークに専門特化した人材サービス「Remogu(リモグ)」「リラシク」、ITソリューション
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