EasySMXがNintendo Switch 2向けエントリーモデルコントローラー「S10 Lite」を発表、ネイティブ対応と9軸モーション制御を搭載

S10 Liteの概要と市場での位置づけ

「40ドルで手に入る最強のSwitch 2コントローラー」と位置づけられるS10 Liteは、若年層ゲーマーやカジュアルユーザーのニーズに応えるべく開発されました。手軽な価格設定ながら、滑らかな操作性と高い品質基準を維持しており、旅行用、予備、またはマルチプレイヤーゲームの追加コントローラーとしても適しています。EasySMXは、ハイエンドモデルのS10が競技志向のゲーマー向けであるのに対し、S10 Liteを“必要不可欠な選択肢”として提供し、Sシリーズのコア品質を損なうことなく、Switch 2向け互換性重視のスタンダードモデルとしての信頼性を目指しています。

S10 Liteの開発は、S10ユーザーコミュニティからの広範なフィードバックに基づいて進行しました。この調査により、メインコントローラーとしてS10を使用するユーザーが、マルチプレイヤー用として手頃な価格で信頼性の高いコントローラーを求めていることが明らかになりました。

Sシリーズの明確なラインアップ構成

S10 Liteの登場により、EasySMXのSシリーズは、Switch 2向けに以下の2層構成の製品戦略を確立しました。

上位モデル：S10（59.99ドル）
- ハイエンド志向のゲーマー向けに設計され、次世代TMRスティック、ALPS製HDランブル、メカニカルボタン、Amiibo対応NFC機能を搭載しています。
基本モデル：S10 Lite（39.99ドル）
- エントリーモデルまたはセカンドコントローラーとして最適であり、ドリフトのないホール効果スティック、エイムを強化する9軸モーションセンサー、瞬時に接続可能なネイティブ無線通信プロトコルを特徴としています。

「ネイティブ対応」がもたらす利便性

S10 Liteは、Switch 2の通信プロトコルにネイティブ対応しているため、接続に関する問題を解消します。このネイティブ統合により、以下の3つの互換機能が提供され、他社製品との差別化が図られています。

Switch 2の即時起動: ホームボタンを一度押すだけで、コンソールをリモートで即座に起動できます。これは多くの低価格コントローラーにはない機能です。
専用Cボタンによるボイスチャット: マルチプレイヤーゲームにおいて、チームチャットに即座に対応できるネイティブの専用Cボタンを搭載し、複雑な設定なしにスムーズなコミュニケーションを実現します。
コンソールネイティブのボタンリマッピング: 背面の2つのプログラマブルボタンは、Switch 2本体のシステムインターフェース上で直接マッピング可能であり、直感的で煩わしさのないカスタマイズ体験を提供します。

価格帯を超えた性能

S10 Liteの魅力は、単なる互換性にとどまりません。以下の機能により、真の競争力を提供します。

ホール効果＆Glide™テクノロジー: スティックドリフト問題への対策として、磁気式ホール効果センサーと独自のGlide™構造を組み合わせることで、摩擦のない滑らかな操作感と長期的な精度を確保します。
高度な9軸モーションコントロール: 一般的な6軸センサーではなく、空間ドリフトを自動補正する9軸モーション制御を搭載しており、『スプラトゥーン』や『ゼルダ』など、モーション操作が重要なゲームで高い安定性と精度を発揮します。
eスポーツ仕様: 有線時1,000Hzのポーリングレート、1,000mAhの大容量バッテリー、滑り止めマットグリップを搭載し、長時間のゲームプレイにも対応します。

EasySMXのユーザーリサーチスペシャリストであるKiin氏は、「Switch 2ユーザーの二大不満点であったスティックドリフトへの不安と、非純正アクセサリーの使いにくさに対し、S10 Liteは即時起動やネイティブボイスチャット対応など、公式製品に匹敵する使用感を備えたコントローラーとして設計されました」と述べています。